電子書籍の書き方とは?体験談や書く順番を解説

「電子書籍を出版したいけれど、何万文字も書ける気がしない」
「実際書いた人はどんな手順で書いたのか」
「電子書籍の書き方でちょっとでも楽になる方法があれば知りたい」

長く、書き慣れないため苦しい作業である、電子書籍の執筆。

書き始めてから挫折してしまうこともあり、調べることが多くて嫌になってしまうこともある工程です。

本記事では、2021年9月に電子書籍を出版しベストセラー1位も獲得したやまね(@yamanebass)が電子書籍の執筆に関する体験談やしっくりきた書く順番などをご紹介します。

これから電子書籍を作成しようと思う方はメンタル面でも参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

執筆作業は心が折れる。そういうものだと心得る

執筆作業は心が折れる

日常生活で2万文字も原稿を書く機会がある方はまれなはず。慣れない長文を書くと気になるところがあれこれ無限に出てきて、もれなく終わりのない執筆の旅に出られます。

例えばわたし自身は以下のような状態に陥りました。

  • 修正を延々としている
  • 方向性が合っているのか気になる
  • もっとよい表現があるのではとハングリーに粗探しを始める

執筆がなかなか終わらせられないため、どこかで終わりにする勇気が必要です。

自分とは何か、読者が何を欲しているか、何を提供できるか考える。

すごく大きくつまずくところがなければとりあえず最後まで書いてみる。それから考えるのがよいでしょう。

Kindle執筆時のわたしの体験談

Kindle執筆時の体験談

目次を作ってからは、マインドマップを見ながらとにかくしゃべりました。

Googleドキュメントに音声機能があり、イヤホンマイクをつなぎ、それを使って入力するのです。

ちなみにGoogleドキュメントで音声入力を起動するショートカットキーは以下のとおり。

Mac(Chrome ブラウザのみ)⌘+shift+S
Chrome OSCtrl+Shift+S
ちなみにGoogleドキュメントで音声入力をするショートカットキー

実際音声入力してみてよかったと思ったことは2つあります。

  • 終わりまで早く書けた
  • ただ書いていただけでは浮かばなかったことがたくさん書けた

好き勝手話すので文章としては支離滅裂になり直すのに時間がかかります。ですが、作った章立てへ次々と文章が埋まっていくのを見るのは気持ちがよいと感じ、「なんだか書けそう」と思ったものです。

参考記事>>【簡単!】Google ドキュメントの音声入力をiPhoneでおこなう方法とは

Kindleの書き方とは?大切なことは一番最後に書く

Kindleの書き方

自分なりにしっくりくる、文章を書く順番はあるでしょう。
人それぞれ得意・不得意、頭をよく使う箇所は違うものです。

ちなみにわたしが暫定で取り入れている書く順番は以下のとおり。

h3以下の見出し→h2の導入文→まとめ→記事全体の導入文

小さな見出しから書いて大きな見出しで間をつなぐ書き方が記事全体のバランスも取れて、個人的にはしっくりきます。

なかでも、導入は一番大切。導入の文章次第で、この後読み進めるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

すべて書いたあとで内容を網羅する頭で執筆します。

なぜなら、中身を書いているうちにアツいものが込み上げてくるため。全体を網羅した内容と届けたい人が浮かぶ頭で気持ちの乗った文章を書きやすくなるのです。

導入や終わりにはどのようなことを書けばいいの?

電子書籍で導入や終わりにに書くこと

たくさんの本を読んで、「なんとなく感動した」「読んだあと、スッキリした」など、自分の心が動いたものの要因を探ってみます。

そして以下のようなことを考えるのです。

  • どの文章で気持ちが動いたのか
  • なぜ気持ちが動いたのか

因数分解して要素をまねる。自分の言葉で表現してみる。すると、心を少しでも動かせる文章に近づくといえます。

なお、読むのは紙の本もよいですし、本の読み放題サービス、Kindle Unlimitedもおすすめですよ。(わたしは場面によって使い分けています)

やまね

電車や病院の待ち時間での読書がはかどります……!

まとめ|執筆完了までは時間がかかるもの。まずはざっと書いてみよう

執筆完了までは時間がかかる

思ったよりも何かと作業があり、骨が折れるKindle出版。まずはざっと書いてみてあとから細かいところを修正するのがよいですよ。

大きな柱ができればあとは「ひとまず(文章は整っていなくても)埋められた」とプラスの気持ちを持ったまま執筆できます。

執筆は一番大変な作業ですが、手を動かして出版のゴールへと歩みを進めましょう。

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