電子書籍の表紙の作り方を解説!力を入れるべき理由と流れ・ポイントも

「電子書籍の原稿は書けたけれど表紙はどうやって作るの?」
「思いどおりの表紙を作るにはどうすればいいのか知りたい」
「なるべく多くの方に手にとっていただきやすい表紙を作りたい」

電子書籍の表紙作りは初めてで迷ってしまう方もいるでしょう。

電子書籍の表紙は売り上げを左右する大切な入り口。
適当に作ってしまうと、力を入れてわざわざ書いたものがあまり読んでいただけなくなる可能性もあります。

やまね

ですが、この記事にたどり着いたあなたはラッキーです!

なぜなら、この記事でご紹介する電子書籍の表紙作成の流れを実践すれば、魅力的で興味を持っていただける表紙へと近づくからです。

わたしもいまからご紹介する方法で取り組み、ベストセラー1位を獲得できました。

表紙作成の流れや力を入れるべき点を解説しております。じっくり読み込んでくださいね。

目次

電子書籍の表紙に力を入れるべき理由は手にとってもらいやすくするため

電子書籍の表紙は力を入れるべき

電子書籍の表紙に力を入れるべき理由は、ぱっと見の印象がよいと手に取っていただきやすいからです。

思い返してみてください。あなたにもこんな経験はありませんか。

  • 本屋で表紙がよくて手に取り、購入した本がある
  • CDショップでジャケットがよくて購入した
  • 漫画のイラストが好みであったため読んだ

もともと興味がある内容だけれど、印象のよい見た目、そうでない見た目のものがあれば前者をまず手に取るでしょう。

表紙の印象がよいと、より多くの方に作品をお届けできるといえます。

電子書籍の表紙の作り方|わたしはこうして作りました

電子書籍の表紙の作り方

ここからは、わたし自分の表紙作成の経験を踏まえて電子書籍の表紙の作り方をご紹介します。

いち副業OLはどのように取り組んだのでしょうか。

【ステップ1】自分が惹かれる表紙を本屋やKindle売れ筋ランキングでチェックする

まずは表紙の方向性をなんとなく固めます。

本屋やKindle売れ筋ランキングを見て、自分の書いた原稿のイメージはどのようなものが合うのかイメージするのです。

やまね

会社帰り、本屋に幾度となく寄り道しました!

あざらしくん

Kindleで見た魅力的な表紙をまとめておくのもよいですね!

このとき注意したいのは、丸々真似するわけでなくて要素を取り入れること。

例えばわたしは以下のようなことを参考にしました。

  • 使っている色
  • 文字の配置
  • 帯とイラストとのバランス

フォントはこの本、見た目のイメージはこの本というふうにいくつかの本のデザイン要素をかけ合わせてよりイメージに近いものにしました。

やまね

帯をつけたほうがぱっと見の印象がよくなり、素人っぽさがなくなると感じています!

【ステップ2】画像を用意する(無料で商用利用可能:O-DAN、ぱくたそ)

イメージが決まったら次は電子書籍の表紙に使うイラスト集めです。イラストは電子書籍のぱっと見の印象を左右するためとても重要なものです。

こちらに関しては特に使いたいものがなければ表紙のデザイナーさんが合ったものを探してくださる場合もあります。

やまね

デザイナーさんによって対応範囲が異なりますので、不明点があれば問い合わせてみるとよいですよ◎

自分で画像を用意する場合は、以下のような方法があります。

  • 商用利用OKのサイトより画像をお借りする
  • 好きなイラストレーターさんに書いてもらう

参考までにわたしはイラストレーターさんに書いていただきました。

X(旧Twitter)のアイコンも記載いただいた方で、好きなタッチのイラストであったためとても気に入っています。

あざらしくん

表紙イラスト、自分でも気に入っているみたいだね!

出版して数ヵ月経ったいま見てもとても可愛いと思える表紙で自分自身が趣味でイラストを眺めているような、そんな楽しさもあります。

参考記事>>【2022年版】電子書籍に使える商用利用可能なフリー素材サイトを紹介

【ステップ3】自分でなんとなくイメージを作ってみる(canvaが便利)

表紙のイメージがなんとなく固まったら次はデザイナーさんへ発注するために、イメージを一度形にしてみます。

参考までにわたしはイメージをわかりやすく伝えるため、canvaで作成しました。

手順はざっと以下のとおり。

  1. サイズは高さ2,560ピクセル、幅1,600ピクセルにする
  2. 帯や円、イラストといった要素を入れる
  3. 文字も作成して色や全体のバランスをみる

ちなみに自分でイメージを作るときは以下の本が役に立ちました。

やまね

色を使った完成イメージも載っているためわかりやすいですよ!

素人がいちからセンスのよい配色を考えるのは時間がかかるものです。

自分の原稿により合うイメージを考えてデザイナーさんへ「こんな配色のイメージで」とお願いすることで、理想に近づけます。

【ステップ4】デザイナーさんに発注する

表紙のイメージや要素がなんとなくつかめたらいよいよデザイナーさんへ発注します。

デザイナーさんは以下のような基準で選ぶとよいでしょう。

  • 評価がよい
  • 取引履歴が多い
  • 自分の求めるイメージと合う作品を作っている
やまね

過去の作品が見られるページ(ポートフォリオ)を用意している方も多いですよ!

あざらしくん

自分の好みに合う表紙を作成している方へお願いすると、できあがりの満足度が上がるね♪

このときの注意点としては自分の頭のなかを伝えるため、「わかるだろう」と思うようなこともきちんと言語化することです。

伝わりきらずに修正をお願いすると追加で料金がかかることもありますので、お互いのためにもしっかり伝えきるのが大切です。

わたしは以下のようなことをお伝えしました。

  • フォントで大きくして欲しいところ
  • 使っていただきたい色をいくつか
  • 全体を貫くメージ、コンセプト
  • 使用する文言(詳細に)
  • イメージと遠い表紙

細かな目でじっくり見て客観的にわかるように依頼する。二人三脚でよいものを作るのには、それが大切だといえます。

電子書籍の表紙作成時にしてよかったと感じたこと3つ

電子書籍の表紙作成時にしてよかったと感じたこと

初めての電子書籍の表紙作成でしたが、おこなってよかったと思うことがありました。

どのようなことか振り返ってみます。

【表紙作成時にしてよかったこと1】雑誌のタイトルを流し見する

トレンドのワードは移り行くもの。コピーやデザイン、コンテンツの質が高く、見ていてとても参考になるのが雑誌です。

どのような配色で、どのようなワードが使われているのか確認し、傾向をつかむとよいでしょう。

やまね

コンビニで表紙を眺めたり、Kindle Unlimitedで特集をペラペラ見てみるのがおすすめです♪

雑誌を参考に切り口を考えると、その時々で刺さるコピーを作れる。
そして必要な方へ電子書籍を見ていただき易くなるといえます。

【表紙作成時にしてよかったこと2】他者の意見を伺う

自分が伝えたいと思っていることと、他の人が欲するそれは異なることも多いものです。

そこでX(旧Twitter)アンケートの出番です。例えば、表紙のデザインをふたつ並べ、どちらがよいと思うのか印象を伺います。

やまね

わたしもイラストの印象をフォロワーさんに教えていただきました!

アンケート結果と併せていただいたコメントから理想の表紙が見えてくるため、文章を届ける入り口としての確度をあげられるといえます。

【表紙作成時にしてよかったこと3】魅力的なキャッチコピーを考える

時間をかけてこだわりの電子書籍を作ったとしても、表紙の文言が目を引かなければ興味を持っていただけず、読まれないままになってしまいます

必要な方へ手にとっていただけるよう、魅力的なキャッチコピーをしっかりと検討します。

わたしは以下のような方法をとりました。

さまざまなコピーに触れるとアイデアが浮かびやすくなり、頭のなかを整理するのに役立ちます。

「休職で落ち込んだけれど、それでも大丈夫だと伝えたい」そんな気持ちで検討しました。

ぱっと目につくキャッチコピーが魅力的だとそのあと行動していただきやすくなる

まとめ|表紙は電子書籍の顔。なるべくならプロに作ってもらうのがおすすめ

電子書籍はプロに作ってもらうのがおすすめ

本の売り上げや印象を左右する大切な表紙。まとめると以下のとおりです。

  • 表紙がよいとまず興味を持っていただける
  • 自分で作成するのもよいが、プロへお願いするのがおすすめ
  • ひとりよがりにならないように他者の意見も取り入れながら作成するとよい
  • 表紙のコピーも魅力的なものにする

表紙を作った経験がなくて迷ってしまうことが多いかもしれません。

今回の記事を参考に日頃から表紙デザインやコピーに関してアンテナを貼り、手にとっていただけやすい魅力的な表紙を作成する。

そうすることで、自分の届けたい言葉を届けられる方を増やせるのです。

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